私の日本

あそびな

私の日本 冬の旅・九州

下田逸郎 ●音楽

糸川耀史 ●写真

高橋雅之 ●意匠

1995年発売
下田通信所:LEAF-006 ¥3000(税込み)


1.序〜私の日本 2.踊り子 3.夢うつつ 4.遠い砂漠 5.地球の気持
6.ラブホテル 7.君が消える日 8.かげろう 9.セクシィ 10.マハロ




「私の日本」などと、おおげさなタイトルがついたときは、正直いってとまどってしまいました。でも、近ごろ、「私の日本」は、だんぜん心に鮮明に映ってくるようになりました。
 春、夏、秋、冬、それぞれの季節に風がからだを通り過ぎるとき、何かが少し動いた気がすることがあります。そんなときは目の前に思いがけない世界が広がります。風は決して押しつけがましくはしないけれど、その意思が通り過ぎる人の心に響けば何かがおこるのでしょう。
 下田逸郎も糸川耀史も通り過ぎることの天才のように思えます。
 下田逸郎は足跡を残さず、
 糸川耀史は足音を立てず、
どんなところも通り過ぎて行きます。
 二人に切りとられた景色は、瞬く間に変貌し、世界の中に帰って行きます。いったいどこへ帰るのかわかりませんが、もう二度と戻ってはきません。
 「私の日本」を思うとき、何かが終わるときのような、せつなくて、悲しくて、・・・でも、待ち遠しい気持ちになります。それはこれが冬の旅だからなのでしょうか?
 この音楽と写真を詰めた小さな箱は、二人の旅人と、一人のデザイナー、それを見守る二人の友人という五人が企画から製造・販売を担当することになりました。冬に出発した「私の日本」はこれから春、夏、秋、とその姿を変えながら旅を続けて行きます。
 この旅の中で、あなたの日本を感じていただければ、この上ない喜びです。

1995年春    製造・販売元一同    
〜ライナーより〜

95私の日本/冬の旅・九州
大阪在住の写真家、糸川耀史との出会いで生まれたアルバムです。
デザイナーの高橋雅之も加わり、写真と唄、その景色のクロスするところ、そのあたりから漂い出る何かを漠然と想いながらつくりました。
糸川耀史と冬の九州を旅して、最後の日に「私の日本」というタイトルにたどり着きシリーズものにして、次回は沖縄島巡りをテーマにしようと話していましたが、パッケージの箱と写真集づくりに金がかかりすぎ、第2弾は今だできていません。
  〜下田通信所〜



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