下田逸郎:完全生音さしむかいライブ
2009.3.1〜

 



  3月1日、主催されました、山梨:大聖寺よりコメントを頂きました。
  『下田逸郎さんのライブに皆さんありがとう。下田さんにももちろん感謝。』




 3月1日午後2時19分に甲斐岩間駅到着。カメラマンの海老原君と迎えに行く。2分遅れで到着。
電車の到着をしばらく待つ間に、僕と海老原君は線路脇で時間を潰していたのだが、そこに実は鉄道マニアの男性がいたのだ。
電車がホームに入ってくるのを認めたので動き始めたら、その男性はこんな様なことを海老原君にしゃべった。
「撮るんなら、ホームに行ったほうがいいよ」って。
彼は僕らが電車ではなく、下田逸郎を迎えに来て、彼を被写体としていることを知らず、鉄道マニア仲間と思っていたようだ。
この件は、寺に着いてから下田さんにも報告。駅で下田さんの大きな手と二度目の握手。
天気が悪かったのだけど、迎えるときには一週間ぶりくらいの太陽。よかった。

寺に着いて、女房がお茶を出すのも待てずに、客殿で会場のレイアウト。
やっぱり初めてでないので彼も段取りがいい。僕も前回のライブのことから、灯りは少し用意しておいた。
「いいでしょう」ってな具合にトントントンと進んだ。そのままギターを出して声だし。うーん、いい。
2年ぶりの下田逸郎の歌。静謐な、あたたかな、下田逸郎の唄の世界が客殿にこぼれ始めた。
準備が終わってお茶を召し上がっていただいたら、焚き火だ。

前回もそうだったけれど、焚き火をするのを楽しみにしていたので、今回も、焚き火を旅の途中の寺で過ごす時間の大事に決めていたみたい。
春の火災予防運動が始まった日だったが、遅くならない時間に、「焚き火しましょう」と誘う。
2時間弱ぐらいしただろうか、風も強くなくてよかった。
年末に、ケヤキの枝おろしや枯れた桜を切っていたので、山に入って朽木を捜さなくても今年は十分にあった。
焚き火は会話が要らない。火を眺めていれば互いに理解できるというもの。
カメラマンも、無言でシャッターを切る。

夕暮れて、東京からも女性が一人。「夕べはどうも」って、下北沢のラ・カーニャから連荘のライブ参加。
ありがたい、ありがとう。僕の友人、女房の大切な友人たち、27名ほど来てくれる。
午後7時半から。「星座標」を僕が先ず朗読して、ほら貝を吹いて下田さんのギターのイントロが始まってスタート。
歌が続き、合間に下田さんのお話。それから小林さんの詞の朗読2編。

いい夜でした。とてもあたたかな3月の始まりの夜になりました。終わって、皆さんに残っていただいて宴会。
女房は、めちゃくちゃに喜んでピザを焼く。「来年もぜひ来てください」と、下田さんにおねだりする女たち。
「唄なんてさぁ、山に住んでいたら要らないでしょ、僕が山に住んでいたら唄は作らない、こうやって焚き火していることが唄になっているでしょ」みたいなことを下田さんは、外で話してくれて、僕はそりゃそうだと思った。
下田逸郎は、2年ぶりに訪ねてくれて、前回よりももっと嬉しく僕の心をドキドキ、ワクワク、ホッカリとさせてくれた。
「東京から遠くないしさぁ、また来るよ」って言ってくれたので、僕も女房もまたその時を待ちたいと思う。
年上の尊敬できる人は、ずっとそのままでいられるよね。ありがたいなぁ。
今朝も出発までの1時間ちょっとを焚き火して、90歳の角屋のおばさんとも話しをしてくれていた。
夕べ、おばさんの味噌でキュウリを食ったことなんかを話してくれただろうか。
河津桜の清楚な花びらのように、下田逸郎は恋する心を持ち続けることを今回も僕に、トントンと軽く打ってくれていった。
ありがとう。
 
 




 シークレットライブ改め〜
  下田逸郎「完全生音さしむかいライブ」募集中


マイクを使わないライブです。 その場の空気の振動だけで唄います。
下田逸郎にとってのライフワークです。

ギターも声もアコースティックと考えるとやっぱりアコースティックな場所がいいようです。 今までの例でいえば、
木造家屋の12畳ぐらいの部屋
小さな土蔵
壁に木を使っているカウンターだけのバー
とかがいい感じでした。
音が自然に流れ漂い、言葉がそっと入ってくると考えると30名あたりが限界です。
(今までの最高は50名でしたが)

下田逸郎がひとりでそこまででかけて唄います。

経費(ギャランティ)としての目安は10万円です。旅の流れが同一線上にうまく並ぶ3カ所ぐらいが連なった場合のみ可能です。

ご希望の方に連絡いただいて下田通信所にリストアップされ、旅の流れが連なりそうな時に前もってこちらから連絡させてもらうという形を取ります。(1、2ヶ月前に)
(2年たって実現したという例もありました)

下田通信所 FAX:0948−72−0767までお申し込みの上、気長にお待ち下さい。 忘れた頃に連絡さしあげます。
なお、シークレットライブとして申し込まれた方は自動的にすでにリストアップされています。 これまた気長にお待ち下さい。

下田は個人的に8月の海辺の場所を希望しています。

下田通信所
 


完全生音さしむかいライブのバックナンバーページ
■2007年3月〜:
  ●2007年3月20日 山梨:大聖寺
  ●2007年6月21日 世田谷区等々力駅前のペントハウス
  ●2008年4月19日 ダイニング&バーSORA
  ●2008年4月18日 




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